タンパク質といえば、肉・魚・卵・大豆製品を連想する。体を作るのに必要な栄養素、という程度の知識である。ペットのごはんを手作りするとなると、肉・魚・卵のどれを選べば良いのか、又は、ローテーションをした方が良いのか、同じものばかり与えてはいけないのか、などわからないことだらけである。こんな時は、焦らず一歩一歩。基本から勉強しよう。
そもそも、「タンパク質は《アミノ酸》からなる栄養素。」であることを知らなかった。正確には、食品から摂取された《タンパク質》が《消化酵素》により《アミノ酸》に分解されて小腸で吸収されるものである。この《アミノ酸》は、なんだか小難しいので読み飛ばしてもよさそうだけれど、そうはいかない。タンパク質理解の要のようだ。
=必須アミノ酸=
体内で作ることができないので、食事から取り入れないといけないアミノ酸のことである。具体的には以下が必須アミノ酸にあたる。
・人間:9種類
★(バリン、ロイシン、イソロイシン、トレオニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、ヒスチジン)
・犬:10種類 ★+アルギニン
・猫:11種類 ★+アルギニン+タウリン
=アルギニンの役目=
体内で生成されたアンモニアから尿を生成する過程で中間物質として必要なアミノ酸。
猫は、この《アンモニア➡尿》のサイクルで必要なオルニチンを十分に体内合成できないので、その分十分なアルギニンが必要な点に注意したい。これが不足すると高アンモニア血症に陥るリスクがあるためである。
では、アルギニンは何に多く含まれているのか?
以下に記載がありましたので、ご興味のある方はご確認下さい。
「アルギニン – 犬と猫の栄養成分辞典」(Royal Canin)
=タウリン=
人や犬は体内合成が可能だが、猫はほぼできないので必須アミノ酸になる。猫にタウリンが不足すると、目や心臓の病気になったり、発育や繁殖力に問題が生じたりする。
タウリンを多く摂取できる食材については、以下に情報がありました。
ご興味のある方はご確認下さい。
「キャットフードのタウリンとは?不足すると病気に!1986年に猫の必須栄養素と収載された栄養素」(2022.01.28 ペットフード販売士マッサンのペットフードの学校)
タンパク質の基礎をみてきましたが、特に、猫は「アルギニン」「タウリン」が不足しないように、注意してあげなければならない、ということが印象に残りました。
参考図書:「ペットフーディスト養成講座 テキスト vol.1 」㈱カラーズ・エデュケーション